引き寄せって言葉があります。
なんかうさんくさいイメージです。
いわゆる【引き寄せの法則】っていうヤツです。
しかしふとこれまでの体験を振り返ってみると無自覚で引き寄せを体験していたと気付きました。
おそらく誰にでも引き寄せの法則は働いていると思います。
問題はその人にとって何を引き寄せているのかということが重要です。
そんな引き寄せの法則とはどんなものなのかを自分の関心と経験から考えてみたいと思います。
引き寄せの法則とは?
ではまずあらためて引き寄せの法則をどんな定義で理解されているのかネットで確認してみると下記のような解説があります。
「引き寄せの法則とは、「強く願ったり、信じたりしたものは実現しやすい」という考え方のこと」
引き寄せの法則についてはたくさんの書籍で語られています。
つまり引き寄せの法則は常に意識し気持ちが求めていることが視界に入ってきたりその環境に触れる出会いがあることを指すようです。
引き寄せの法則とはまた違う表現ですが顕在意識と潜在意識につながる考え方を感じます。
引き寄せの法則や潜在意識をテーマにした書籍はいくつか読んだ経験があります。
興味本位で読んだ書籍の知識ですが個人的な経験を振り返ってみると確かに引き寄せの法則をイメージさせる体験があることに気づきます。
個人的な引き寄せの体験
まず幼少期を振り返ってどんなことに興味を持っていたかを整理しておきます。
小学生のころは当時週刊マンガのサンデーに連載されていたボクシングをテーマにした【がんばれ元気】を読みボクシングに興味を持ちます。
そして中学生のころからオートバイに興味を持ち始めます。
もちろん興味を持ったキッカケはがんばれ元気と同様に週刊マンガの少年ジャンプに連載の【街道レーサーGo!】でした。
街道レーサーGo!の主人公がヤマハの2ストロークオートバイのRZ350に乗っていたことからこのバイクが好きになり免許を取ったら絶対に乗ると心に決めます。
小学生から中学生にかけてプラモデルに熱中し当時の世界選手権オートバイレースに登場したケニーロバーツが乗るYAMAHA YZR500やスズキのレーシングライダー【バリーシーン】のRGB500などなど人気のオートバイを組み立てては妄想を膨らませていました。
中学生を過ごした時期にレーシングライダーを描いた映画【汚れた英雄】も上映され関心は深まります。
https://handicapriderdocument.com/yamaha-tz500-1507.html
さてこんな関心を作った幼少期~少年期の背景はオートバイに向かいその経験を土台に次は数十年後に競技スポーツの出会いへとつながります。
オートバイから競技スポーツへつながる
オートバイに興味を持つ続けた結果、16歳でまず原付免許を取得しヤマハのトレールバイクDT50を購入しモトクロスに挑もうともがき始めます。
ロードレースではなくモトクロスに興味が向かったのはオフロードの経験をオンロード走行に活かしたいと考えたからです。
バイクに乗れない中学生時代はチャリンコをオフロード仕様に改造して河原の土手でジャンプの練習をしていました。
後輪をすべらせながら逆向きにハンドルを切るカウンターはチャリンコでマスターしました。
しかし公道仕様の50ccトレールバイクではスペックが低すぎて本格的オフロード走行はできない現実をまざまざと知ります。
トレールバイクを断念したつぎは競技用のモトクロッサーヤマハYZ80の中古車両の購入に至ります。
こんな感じでモトクロスを経験しつつ中型免許を取りRZ250Rの購入を実現します。
しかし初めて訪れた峠道のカーブで転倒しRZは廃車となりぼくが脊髄を損傷し半身不随の身体となります。
もちろんオートバイには乗れない身体障害者の人生です。
https://handicapriderdocument.com/post-45-45.html
しかしこの事故から社会復帰した10数年後に車いすフェンシングの競技に関わることになります。
https://handicapriderdocument.com/fencing-miryoku-5127.html
オートバイが大好きだったぼくはオートバイレースで活躍するレーシングライダーやレースに強い憧れを抱いていました。
オートバイレースで活躍するレーサーのなかでいちばん影響を受けたのがホンダに所属した片山敬済さんです。
当時はドキュメンタリー映画【甦るヒーロー片山敬済】が上映されオリジナルのVHSビデオをダビングしバイブルとして今も保存しています。
さてこの映画で描かれたオートバイレースに挑むレーサーの姿と印象的な場面が脳裏に刻まれます。
世界選手権レースへの憧れとオートバイレースにチャレンジしたかった気持ちが車いす人生を送ることになった日常にくすぶり続けます。
そんな気持ちを抱え続けたある日、唐突に出会いがあります。
その出会いこそが車いすフェンシングでした。
車いすフェンシングに関わる人と偶然に声をかけられ練習会への見学に誘われます。
興味本位の軽い気持ちで練習を見学しくわしく車いすフェンシングについて聞いてみると世界選手権に参加しポイントを獲得しパラリンピックへ挑戦することができると。
世界選手権に参戦しポイントを獲得するという環境はまさにオートバイの世界GPと同じ。
そして子供のころに漫画雑誌で読んだがんばれ元気とボクシングへの興味はフェンシングという形でめぐり合います。
早速練習を見学しこのキッカケ以降、フェンシングにどっぷりとハマり世界選手権の遠征とアジア大会へ参加することになります。
残念ながらパラリンピックに出場することは叶わない結果となりましたがオートバイから車いすフェンシングへのつながりは引き寄せの法則に当てはまるのではないでしょうか。
引き寄せの法則は意識したことに働く
個人的体験から引き寄せの法則は関心を持ち続けた結果とその現象と言ってよいと考えます。
カンタンな例でいうなら関心を持つものが次第に意識しなくても目にとまるようになることです。
例えば気になっていたある車種のクルマが良く目に留まるようになるのも引き寄せの法則と言われているようです。
ただしこの例は本人が興味を持ったから目に留まるようになっただけという言い方もできるようです。
つまりもともと目に触れる環境だったのに本人が興味を持ってなかったから視界に入らなかっただけという説明です。
要するに求めてなければ視界に入らないということです。
さて引き寄せの法則の問題は良いものにも悪い面にも作用するというところが重要課題です。
引き寄せの法則は悪い意識にも働く
また個人的な経験を説明します。
ぼくは22年間勤めた会社を辞めワンボックスカーを改造した移動カフェを開業しようと準備していました。
https://handicapriderdocument.com/post-449-449.html
そんな準備していた矢先に車いす走行中に転倒し股関節を骨折してしまいました。
股関節骨折のアクシデントは偶然でもなくぼくが呼び寄せたものだったのです。
じつは発注していた移動販売車の完成が大幅に遅れ先行きが不安な状況にありました。
そんなネガティブな気持ちは入院するようなアクシデントが起きて保険金が入らないかなと後ろ向きな考えがよぎりました。
するとどうでしょう。
ある日、開業のために大阪まで行った帰路で歩道の段差に車いすの前輪が引っかかりぼくは転倒し股関節を骨折します。
このときは夜遅くなってしまい家路を急ぐあまりごりごりに車いすを漕いでいたのがそもそもの原因ではありました。
しかしぼくはいま思うとネガティブな考えが頭を支配していたことがこのアクシデントを呼び込んだのではと受け止めています。
まとめ!経験から学んだこと
個人的な経験を引き寄せの法則にフォーカスして記事をまとめてみました。
どのように感じていただけたでしょうか。
引き寄せの法則に関連する表現として【潜在意識】という言葉も記事中で触れました。
さてこれらのワードから一つの有名な書籍の存在が思い浮かびます。
ナポレオンヒルの書籍【思考は現実化する】です。
もちろん読みました。
個人的経験をいま振り返ってみるとなるほど思考していたことの積み重ねで人生が出来上がっていると感じます。
ポジティブな思考もネガティブな考えも現実生活に反映されているのではないでしょうか?
良い体験と出逢いを引き寄せるためにも意識と身体を健全に保っておきたいと思います。
今回は以上です!
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